科目として「論理国語」が登場
実は小学校・中学校・高校と12年に一度の全面改訂が行われました。当然、教科書も変わり、高校の場合はゴール科目として論理国語が新科目として登場します。
僕が40年近く前に国語は論理だと言うと、全ての先生が「なんてばかなことを言うんだ」と反対しました。
国語は、センスだとか、たくさん本を読んで問題解けば何とかなるとか、先生によって考え方が違う、あるいは数学のように明確に一つの答えを出すことができないと言われていました。
しかし、僕は論理だから決まった読み方、解き方があるし、明確に答えは一つになるんだ、こう言ってきました。
論理エンジンあるいは論理エンジンスパイラルを採用した学校は全ての先生が僕の考え方に従って論理的に子供たちを教えていく。これが既に学校で250校以上、塾だと200教室以上とかなり広がってきました。そういった中で「論理国語」という科目名が登場したということは、国語が論理だと国の方針として決まったことになります。
それはすごく大きいと思います。ただ、残念なことに今は「論理国語」と「文学国語」、どちらかを選びなさいとなっています。僕は、高1で論理国語をやり、高2・高3で選択科目にすべきだと思っています。そこが今後どうなるか着目すべきところです。
改革はまだ入り口で、どんどん変わってきます。