自立とは、親から離れる勇気
子どもが親から自立するのは自然な成長の一部。
しかし現代では、大学生や社会人になっても「自分で考えられない」「失敗を他人のせいにする」若者が増えています。
その背景には、「依存」と「責任回避」の習慣があると考えます。
真の自立とは、自分で調べ・考え・行動すること。そして「どうしても解決できないときに、他者に助けを求める」姿勢だと言います。
出口式の「他者意識」と「論理的思考」は、教育だけでなく、家庭や職場のコミュニケーションにも通じます。
反抗期を“克服”するとは、親も子も「相手を一人の人間として尊重できるようになること」なのかもしれません。
「反抗期」。それは誰もが通る道であり、同時に親にとって最も難しい時期でもあります。
私はこの時期を、単なる“親への反発”ではなく、「自立への通過」として捉えています。問題は、その過程で“人としての距離の取り方”をどう学ぶかです。
子どもが親から自立するのは自然な成長の一部。
しかし現代では、大学生や社会人になっても「自分で考えられない」「失敗を他人のせいにする」若者が増えています。
その背景には、「依存」と「責任回避」の習慣があると考えます。
真の自立とは、自分で調べ・考え・行動すること。そして「どうしても解決できないときに、他者に助けを求める」姿勢だと言います。
子どもが自分の意志を持ち始めると、親子の間に距離が生まれます。
それを私は「他者意識の芽生え」と表現します。
親子であっても別の人格。だからこそ、「察してほしい」「わかってくれるはず」という期待は通じません。
そのすれ違いが積み重なると、
「どうせ話してもわかってもらえない」
「親は理解してくれない」
といった断絶が生まれ、やがて反抗や暴発(キレる)につながっていくのです。
私は、反抗期を起こさないための教育として、「他者意識の育成」を強調します。
それは、相手が自分と違う考えを持つ存在であると理解すること。
そして、思いを伝えるには「筋道を立てて説明しなければならない」という論理的姿勢です。
たとえば子どもが何かを訴えるとき、親は「察してあげる」のではなく、
「それはどういう意味?」「なぜそう思うの?」と問い返し、言葉にして説明する習慣を促します。
一方で、親も「ダメ」「やめなさい」で終わらせるのではなく、理由を筋道立てて伝える努力をする。
こうした対話の積み重ねこそが、親子の信頼を「感情」ではなく「理解」でつなぐ土台になります。
私は「すべての学びの根底には“他者意識”がある」と考えています。
読解力も、文章力も、論文作成も、すべては「相手にどう伝えるか」から始まります。
つまり、論理とは他者とのコミュニケーションの技術なのです。
子どもが「ちゃんと説明すれば親はわかってくれる」と感じられる家庭は、反抗期を超えて、より深い関係を築ける家庭です。
そしてその経験が、社会に出た後の「伝える力」「理解する力」へとつながっていく。
反抗期を恐れるのではなく、そこに至るまでの“対話の習慣”を育てる。
幼児期から「他者を意識し、筋道を立てて話す」経験をしてきた子どもは、やがてどんな社会でも自立して生きていける。
それが、出口式の「論理教育」の真髄です。