偏差値の「本質」を理解せよ
まず、偏差値という数字について考えてみましょう。よく「偏差値40から60まで上げた!」と自慢げに話す人がいますが、実はここには大きな落とし穴があります。
偏差値が低いうちは、周囲の多くがまだ本格的に勉強していません。自分だけが少し頑張れば数字は簡単に跳ね上がります。しかし、偏差値60を超えてくると事情が変わる。ここから先は、全員が本気で走り始める世界。9月以降、試験が近づくにつれて皆が必死になり、努力量が揃ってきます。だからこそ、この時期にいくら頑張っても、実は偏差値は“現状維持”が精一杯になっていくのです。
決して努力が無駄ということではありません。伸び悩んでいるのではなく、他の受験生と同じ速度で並走できているだけです。焦って講座を変えたり、参考書を次々に乗り換えるのは逆効果になりかねません。むしろ「ここまで来たからこそ現状維持できている」と自信を持っていいのです。












