頭が良くなる漢字シリーズ
頭がよくなる漢字シリーズ
語彙力を増やし考える力・書く力を飛躍的に伸ばす、「頭がよくなるしかけ」がたくさんつまったシリーズです。
漢字の小テストでは書けるのに、作文で正しい漢字が書けない、といったことがよくあります。これは、書き取りの反復練習で機械的に漢字を覚えているだけで、語彙力として身についていないからです。
この『頭がよくなる漢字』シリーズは、ただ単に漢字を覚えるためだけのものではありません。漢字(言葉)を自在に使えるようにし、自分の頭で考え、自分の言葉で表現できる子どもを育てます。
~このシリーズで身につく6つの力~
① 一つ一つの漢字の意味を理解する力
② 文の中での漢字の使い方を理解する力
③ 漢字の意味を考えてふさわしい言葉を選ぶ力
④ 一つの漢字からさまざまな言葉を連想する力
⑤ 正確に言葉を繋げて文を作る力
⑥ 一文を正確に読み取る力
~なぜ漢字の持つ「意味」が大切なのか~日本語は「自立語」と「付属語」から成り立っています。「自立語」とは単独で意味を持つ言葉、「付属語」は単独で意味を持たず、「自立語」にくっついて初めて役割を果たします。その「付属語」の助動詞と助詞はすべてひらがな。つまり、「自立語」は副詞や和語、カタカナ語を除いて、すべてが漢字で表されるのです。そのため、文脈の中で意味を考え、適切な漢字を選択することが必要となります。漢字は読み書きできればよいのではなく、意味を理解することが大切なのです。
~学習の進め方~
『頭がよくなる漢字』シリーズは、①~⑥は小学1年生~小学6年生に対応しています。意味で分類されているため学校で学ぶ順番とは異なりますが、各学年で習得すべき漢字を網羅しています。
1.漢字を画数ではなく「意味」を基にいくつかのグループに分けて学習します。それぞれの漢字の中心になる意味、イメージから「名詞」「動詞」「形容詞とその他」の3つに分けました。
第一章 名詞の意味を持つ漢字
第二章 動詞の意味を持つ漢字
第三章 形容詞とその他の意味を持つ漢字
2.グループごとにSTEP1「一字の漢字」→STEP2「二字の漢字、熟語」→STEP3「一文」
と進みます。こういった学習の流れにより、自然に漢字の意味と使い方を身につけ、漢字を使って文を作ったり、考えたりすることが出来るようになります。漢字を「言葉」として覚えるので、しっかりとした国語力につながり、記述力に差がつく教材です。
Step1
漢字の読み・書きだけでなく、意味をしっかりとつかむSTEPです。漢字の意味に合わせた例文をのせているので、文の中での使い方を確認しましょう。また、漢字には中心になる意味の他にもいくつかの意味があります。③~⑥では、例文で中心となる意味をおさえます。正しい書き順もしっかりと覚えましょう。※③から⑥は、巻末に書き順表があります。
Step2
三つの選択肢の中から答えを選ぶ問題です。このステップでは、漢字や二字熟語のさまざまな使い方を学び、言葉の数を雪だるま式に増やしていきます。文脈上どの選択肢がより適切なのかを考えることで、文脈に合った漢字の使い方を身につけることができます。
Step3
あたえられた言葉を並べかえて、一文を作成するSTEPです。文は、すべて「言葉のきまり」によって成り立っています。その言葉のきまりを意識することで、正確な文を書くことができるようになります。③からは、文節に分けた問題だけでなく、さらに細かく単語に分けた問題も入ってきます。文章は文が集まってできています。正確な文を書けるようになることが、文章を書く力につながるのです。