若者崩壊
私は今の子どもたち、そして若者たちの姿に、大きな危機感を抱いています。学校現場の先生方や校長先生、教育委員会の方々と話す機会も多いのですが、「若者の間に広がるある風潮」について語ると、多くの先生が強く同意されます。
その風潮とは――「頑張らなくてもいいのではないか」という価値観です。
かつての世代は、競争の中で生き残るために必死に努力することが当たり前でした。ところが現代では「車はいらない」「大きな家に住まなくてもいい」「それほどお金がなくても生活できる」という考え方が広まりつつあります。一見すると合理的で間違いではありません。しかし、私はそこに大きな危うさを感じるのです。












