文章全体の論理構造

意味段落から文章全体の論理構造へ

ここまでは意味段落のなかの論理構造をつかまえてきた。一文のなかには「主語~述語」「修飾~被修飾」といった論理的関係があり、文と文とのあいだにも論理的関係があった。
それらの文章が集まって、ひとかたまりの文章をつくる。そこにも「イコールの関係」「対立関係」「因果関係」があった。そうやって、文章は意味段落を構成する。
その意味段落と意味段落のあいだにも、論理的な関係が成り立っている。こうして、文章全体を論理的に読み取っていくのである。

【解説】

意味段落と意味段落とのあいだにも「イコールの関係」「対立関係」「因果関係」などがある。今回はA´ (具体)→A(一般)という「イコールの関係」である。
文章全体において、主旨(筆者の最も主張すること)は一つであり、たいていはその主旨を語句の形で縮めたものが小見出しといわれるものである。

9つの論理メソッド