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探訪・論理の匠

論理の匠 vol.5

~志桜塾代表 長谷 剛先生~

最強のプロ国語教師は、平成の吉田松陰だった

- 第4部 平成の松下村塾へ-

なぜ、島根発なのか。

―― 先生は県立トップ校で実績を残され、しかも各出版社で出題委員等なされていらっしゃいましたから、当然私学や塾からもお声がかかったでしょう。それでも島根にとどまった理由を教えてください。

長谷 島根県というところは、どうしても受け皿がない。だから、上位の子がいなくなる。
元々島根県自体の人口も90万人位いたのに、もう今、70万切ってしまっている。
それは高齢化もあるんですけども、やっぱり働く場がないからです。

―― そうでしょうね。

長谷 当然、上位の子たちは、このままだと島根県を離れてしまいますよね。上位の子がいなくなると、いわゆる貧困の連鎖って言うんですけども、貧しい家はより貧しくなってしまう。

―― スパイラルで、悪くなっていきますよね。

長谷 大きなことを言うと、自分はそれを止めたいんですね。
この松江で、受験とか生き方を含めて指導することで。

―― 先生は国語だけじゃなく、人の心を変える力がありますね、何か。

長谷 教科を伸ばすのはそうした方が早い。心そのものを変えたいわけじゃなくて。

―― もちろんそうでしょう。

長谷 この子たちの能力を発揮させるために、どこを変えてやるのが一番早いのか、と言えば、心ですよね。やっぱり心が変われば行動が変わるし、行動が変われば結果が変わってくる――単純な話ですよね。
だから、国語塾として、国語は教えますし、こういう指導をこの場所を本拠地としながらやっていきたいのですが、多分、国語だけじゃないと思うんですよ、生徒が求めているのは。

―― ええ。

長谷 元気にしてほしいとか、やる気にしてほしいとか、……たまにいるんですけど、叱ってほしいとか。

―― Mですね(笑)。

長谷 うん、ドMの子が。僕は学校の日誌で「超ドS」って書かれていますから。

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