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探訪・論理の匠

論理の匠 vol.1

~関西大倉中学校・木村季弘(としひろ)先生~

中3でレベル86!緻密に計算された熱血先生の凄腕テクニック

大阪府茨木市。豊かな緑に囲まれた広大なキャンパス。
「こんにちは」われわれ取材陣にも、すれ違う子ども一人ひとりが礼儀正しく声をかけてくれます。豊かな心に育っているのは自然と教育のたまものだろうな、そう思いながら校門をくぐりました。
ここは関西大倉学園。6年一貫を利用した特色ある教育カリキュラムで、毎年コンスタントに数十名が地元最難関国立大へ進学する名門校です。 この学校に論理オリジナルテストを作成し、文章力検定でも素晴らしい合格率を上げた、高い技術を持つ熱血先生がいるとの噂を聞きつけ、われわれ編集部は取材に向かいました。

まずは授業を見学させていただくことに。案内された三階の教室では、『論理エンジン』の授業を前にピリッとした緊張感が走っています。 この中学3年特進クラスで今日扱うのは、なんとレベル86、高校上級レベルの難問です。クローン牛“ドリー”をテーマにした評論文に、取材陣は受験時代の遠い記憶を手繰りつつ、問題文とにらめっこ。
担任の木村季弘先生は、主語と述語の関係を押さえて文章の骨格と飾りを選別しつつ、各段落で一番中心となる箇所に線を引かせていきます。 意識しないと「読解」ではなく、ただ「見る」だけに終わってしまいそうな難解な評論文でしたが、先生の言われたとおりに線を引くと、頭が整理されてゆき、霧が晴れたかのように筆者の主張が記者にも把握できるようになりました。
この日、最終の設問は非常に高度な記述問題。問題文にあるキーワードを組み合わせるだけでは、絶対に解答できない「考えさせる」難問でした。取材陣も生徒と一緒にトライ。何か書きたいのですが、記者の筆はまったく前に進みません。

続いて、先生による記述への手がかりの解説がはじまります。木村マジックとでもいえばよいのか、各段落の中心に線を引いていた箇所が、まるでこの問題の伏線であったかのように有機的につながり、解答に至る筋道が浮かび上がってきたのには驚きました。
しかも、雑談も笑いもない真面目なスタイルなのに、45分間一度も生徒の集中力が途切れることはありませんでした。それだけメリハリが効いた解説で、授業の密度が大変濃かったのです。

 論理エンジンを使いこなし、先進的な取組みをされている先生にインタビューする「論理の匠」第一回目は、論理エンジンを導入されて7年目、関西大倉中学校の“熱血先生”木村季弘先生をご紹介します。

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