読解・作文トレーニング

『読解・作文トレーニング』とは

国語はセンス・感覚で解く教科ではなく、日本語の正しいルールにしたがって解いていく『論理』の教科であることは、当ホームページを読んでお分かりいただけたかと思います。

その「論理力」を基礎から身につけていく教材が『論理エンジン』なのです。

ただ、中学受験を控えている小学6年生が『論理エンジン』を最後まで学習するには、少し時間が足りないかもしれません。
なぜなら、『論理エンジン』は論理を「習熟する」ために大部な構成になっているからです。

そうした方のために、「論理エンジン小学生版」として開発したのがこの『読解・作文トレーニング』です。

『読解・作文トレーニング』と読書・国語との関係

「国語はセンス・感覚で解く教科だ」
「読書をすれば国語の点数は伸びる」
この指導法が誤りだということは、『学ぶ前に知っておいてほしいこと』でも触れています。

さて、もうひとつ踏み込んで考えてみてください。
「読書をすることが国語の点数を伸ばすわけではない」といっても、本当に読書は必要ないのでしょうか?

答えは、半分YESで半分NOです。

半分NOである理由は、「ただ単に読書をするだけでは、国語の成績は伸びない」からです。
もう少し詳しく言えば、「自分勝手に、好きなものだけを読んでいても、何の力もつかない」からです。

もう半分のYESの理由です。
国語の点数を伸ばすためには、日本語をルールにしたがって読み解く訓練が必要です。
そして、正しい日本語を身につけるためには、正しい日本語で書かれた文章を読むことが必要になります。
だから、「名作」と呼ばれるような本をたくさん読めば、それだけ「正しい日本語に多く触れることができる」のです。

この『読解・作文トレーニング』は、名文といわれる美しい日本語の文章を問題文として扱っています。そのため、正しい日本語、美しい日本語に触れると同時に、その文章を「論理的」に読み解く訓練ができる教材になっています。

国語の問題は、ほとんどが冒頭にこう書いてあるはずです。
『次の文章を読んで、問題に答えなさい』 すなわち、答えは全て文章の中にある、ということなのです。日本語をルールにしたがって読んでいくこと、そして読みとったことを筋道立てて説明することができるようになれば、国語は他のどの教科よりも点数が取りやすい教科になるのです。

『読解・作文トレーニング』では、4~6年生までの各学年で、共通単元を設けています。
大切なことを、少しずつ難度を上げながらスパイラル&ステップ方式で学習するので確実に力がつきます。